今回は、銀行が発行する銀行券が、法定通貨として使われるようになった出来事を解説させていただきます。
動画講義
通貨発行権を獲得した際の議事録
英国議会のサイトより、ハンサード(議事録)を検索していただくと、1833年の議会にて、紙幣が法定通貨になった経緯が記載されています。
当時のイギリス政府が、どれだけ財政的に逼迫していたのか。銀行がいかに優位に交渉を進めたのかが読み取れます。
原文のため、すごく読みづらいですが、チャレンジされる方のためにリンクを貼っておきます。
BANK OF ENGLAND CHARTER(国会議事録)
NATIONAL BANKという名の民間組織
日銀の公式サイトでは、「紙幣を発行する国立銀行は民間の銀行である」と明確に記載されています。
民間の銀行でありながら、「NATIONAL BANK(国の銀行)」と命名しているため、ほとんどの国民は、「中央銀行は国の機関」だと錯覚しており、紙幣と硬貨の違いを理解できていません。
日銀のサイトで、「お札は誰が発行しているのですか?」という記事がありますが、講義の内容を踏まえて、改めて読んでいただくと、違和感を多々感じられると思いますので、参考までにリンクを貼らせていただきます。





