2017-04-14

エマ・ワトソンとバーボンを

“自由” とは、あらゆる現象の由縁を、自らに置く在り方のことである

hiroaki(マーケットの魔術師、求道者

(館主の日記)07, Apr, 2017 / Arlington The KEG にて

済まないが、そろそろ会計にして欲しい。

English please. Here is Texas(英語で頼む、ここはテキサスだ)

ここ数日のステーキ中心の食生活と、3杯目のバーボンのオン・ザ・ロックで、酔いが回ってきたこともあり、自分が今、日本から1万キロ離れたテキサスにいることを瞬間的に忘れていた。

 

14時間の時差たちも、私の思考を全力で邪魔しているに違いない。

やれやれ、またロクでもないタクシーを呼ばなければいけないのか…

金曜日の穏やかな夜に、気の利いたバーで知り合ったエマ・ワトソン似の女の子と飲んでいるにも関わらず、本日23回目のため息をつくのは、私がテキサスのタクシー・ドライバーに対して、ある種の失望と諦めを感じているからだ。

正直に告白すると、私はがっかりしているのだと思う。

しかし思い返せば、私の人生において、タクシー・ドライバーとの関係は、満ち足りて友好的なものであった。

彼らの多くは私に対して好意を抱いていたようだし、(私の感じ方さえ間違っていなければ)少なくない割合で、ある種の “敬意” さえ感じることができた。

彼らが口にする “Have a good day” には、文字通り祝福の念があり、彼らの微笑みには、チップを要求しない純粋な好意があった。

私の下らないジョークにも、まるでハリウッド・スターがスピーチの掴みに絶妙なそれを放ったときのように、腹を抱えて笑ってくれた。

しかし、フォートワースに着いてから僅か4日目にして、長年、彼らと築き上げてきたそれは、資産から負債へと項目を移した

皆、申し合わせたかのように、到着時刻にはきっちり30分遅れ、料金は、正規のダブル(時にはトリプル)を要求し、おまけに、渾身のユーモアまで黙殺された。

僅か5マイルの距離で、100ドルを澄ました顔で請求されたときには、“穏やかさが服を着て歩いている” と一部で言われている私でも、手持ちのカフェ・アメリカーノを頭から浴びせようか真剣に悩んだくらいだ。

確かに、「君は短気で偏狭だ」と言われれば、その通りかもしれないが、私にも腹を立てる権利くらいあるはずだ。

「もしも、テキサスのドライバーに腹を立てない人間がいるとすれば、その身体に流れているのは、血液ではなく、トマト・ジュースに違いない。」

私は試しに、その仮説をエマ・ワトソンに打ち明けてみた。

あなたの言い分はわかるけど、ベストを尽くしていないわ。私なら事前に話を付けておくし、そもそもUBERを使うべきよ。

彼女の言う通りだった。

原因を内側に向けない限り発展はない。インサイド・アウトだ。哲学的なバーテンダーもエマに2票目を入れた。

私は降参して、3票目を投票箱に入れた。

なぜならば、確かなことなど何ひとつないこの世界において、インサイド・アウトだけは、私が心から確信している知的財産の一つだったからだ。

※インサイド・アウト

物事の原因を “外側” ではなく、常に “内側” に求めること


バーボンのお代わりを待っている間、エマは席を外し、私はふと、日本の “ある宿” での出来事を想い出していた。

その日、私は魔術師との会食のため、森のオーベルジュに向かっていた。

ただし、ひと口に “森” といっても、熊のプーが住んでいるような牧歌的なものではなく、「むかしむかしあるところに」という感じの怪しげな森だった。

車を止めると、美男美女のコンシェルジュが、楽しげな笑みを浮かべて迎えてくれた。

その笑顔は、ついさっき、愉快な冗談を耳にしたばかりという様子だった。

もちろん、下品な冗談ではない。

一昔前の外務大臣が、園遊会で皇太子に向かって口にして、周りの人々が小さな声でくすくす笑うような洗練された冗談だ。

その宿では、おもてなし三味一体一期一会といった日本人の美学がまるで、1982年のシャトー・ムートン・ロートシルトのように、上品に凝縮されたまま、惜しみなく我々に注がれた。

ダイニングで顔を合わせた魔術師は、多忙を極めているように見えた。

愚かな私は、一流のサービスを受けたことで、気を大きくし、「あなたほどの方が、なぜ、仕事を減らして自由に過ごさないのか?」と、尋ねた。

魔術師は、私の質問に対し、ほんの少し考える素振りを見せてから、天使の海老と、シャブリを味わいながら、そっと教えてくれた。

自由という言葉は、誤解されがちな言葉です。

本来の意味は、その文字通り、自らに由縁を置くこと。

あらゆる現象と自分との間に繋がりを見出す在り方が、自由な生き方というもので、決して好き勝手に振舞うことではありません。

私は、その意味において、常に自由ライフスタイルを追求しています。

全ては私が選んだ結果であり、「雨が降っても、自分のせい」だと感じられます。

魔術師の会話と、エマの指摘によって、私は、自分がいかに偏狭でつまらない不自由人になっているのかを思い知らされた。

私のため息は、バーボンのせいでも無ければ、タクシー・ドライバーのせいでもない。

そもそも、「〇〇のせい」という言葉は、自由を目指す者の辞書に存在してはならない

全ての結果は、私の選択の結果であり、私が望んだものなのだ。

冷静になれば、ここはゴビ砂漠でもなければ、キリマンジャロでもなく、穏やかなアメリカの田舎町なのだ。

砂嵐の心配もなければ、凍傷に悩まされることも無い。

物事のいい面だけを観れば、冷えたバドワイザーと、ジューシーなハンバーガーを食べて、平和にこともなく幸せに過ごせるのだ。

それだけでも感謝しなければいけない。

ましてや、自由なエマ・ワトソンとバーボンを飲みながらだ。


 

■ご案内

ご存じの通り、館主は偏屈で気難しい人物である。

おそらく友達が少ないため申請してあげると喜ぶに違いない。

館主が集めた「叡智の結晶」は、Youtubeでも公開している。

ぜひ一度覗いてみてはいかがだろうか。

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コメント39件

  • natsumi39 says:

    自由と聞いて最初に浮かんだのは「自由研究」でした!(浮かんだだけです笑)

    こんばんは!

    自由とは、自分だけが自由になる自分勝手ではなくて、周りに迷惑がかからない程度の自由を追い求めることなんだと理解しました。

    貴重な記事をありがとうございました!
    毎回、楽しみにしてます!

  • Hiroaki0430 says:

    自分は、each Brandに参加する以前にも他の勉強会で自由について勉強しました。
    古来の日本では自由とは、解放ではなく、「自らに由る」という主体性の発露だと。
    こちらでも同じ在り方を提唱していただき、とても嬉しく思いました。

    インサイド・アウトという言葉を初めて知りました。
    これは私にとっても、知的財産となりました。

    在り方により、見えるもの、感じるもの全てが変わりますよね。
    よりよい在り方を求めて、精進したいと思います。
    ありがとうございました。

  • yoshitaka0914 says:

    Shouさん、今、私はこれまでにないほどに忙しい日々を送っています。アップの方からも心配される程です。しかし、無駄なことに時間を割いているわけではなく、今年の時代の流れに乗ろうという意図があります。仮に上手くいかなかったとしても、それは自分が選んだこと。自分に責任があります。誰のせいにもしません!貴重な記事をありがとうございました。

  • kisshi- says:

    Shouさん、とても素敵な記事を拝見させて頂きました。
    前にも書いたかもしれませんが、Shouさんの記事を見るときはいつも映画を見ているような感覚になります。貢献性や卓越性などだけでなく、誰もが面白いと感じるユーモアも持ち合わせており、何においても完璧だなと思いました。憧れてます。
    自分は、自由をずっと求めていました。ですが、本当の自由というものは自分が考えていたものとは全く違うんだと、ここで改めて自由について考えさせられました。インサイド・アウトというマインドは、eBに来てから少しずつ抽象的には身についていましたが、この記事を読んではっきりとどうすべきかが見えて来ました。
    この記事でまた人生変わりました。いつも貴重な情報をありがとうございます。

  • yasuyosi says:

    エマ・ワトソンとバーボンを
    Shouさんの日記を拝見しました。
    この中に、出てくる、タクシーで思い出した出来事が有ります。もう十年も前、国体のバレーボール競技の愛媛県代表応援団長をしていた頃の話しです。その千葉国体の時、1ヶ月前に、バレーボール競技の会場移動の為、地元のタクシー会社に電話予約していたのですが、青年と、少年の会場が、異なるので、先に青年の会場で応援して7位入賞でした。そこから、予約していたタクシーに乗り込み次の会場へ、50分以上掛かっても着きません。運転手に聞くと、場所が、分からない?あげく2時間近く掛かり、方外な、料金をとられました。そして、会場に到着した時、試合は、2セット目、その試合は、初戦敗退! しかしこの事を、〇〇のせい!と、いつまでも考えていたら、自分が、不愉快なだけ!
     ここに書いてあるように、全ての結果は、私の選択の結果であり、私が望んだものなのだ!
    こう考えると、何と自由で、こころ豊かに?!
    本日も、為になる、お話しをありがとうございます!

  • Pokotan says:

    Shouさん、こちらの日記は今回で三度目の拝見となります。 エピソードの中にある「気付き」を得られた気持ちになりました。
    「自由」という言葉も今日に至るまで勘違いしていたのだ、と気付けました。
    「運」ではなく、自分の行動や思考で目の前の現象が現れていくのかと思えました。
    何故自身が今の状況なのか、起因しているのは自分自身なのだということを今後意識していきたいと思います。
    有り難うございました。

  • Koki88 says:

    Shouさん。

    文字を読んでいるだけなのにその場の背景や周囲にいる人の表情
    更にはそこにいないと感じることのできない空気感までもが
    私の想像の範囲内ではありますが感じることができました。
    ありがとうございました。

    自由とは自らに由縁を置くこと。

    知識としてはインサイドアウトや他責0%と言う形で”知っていたつもり”でいましたが
    このエピソードと共に改めて聞くとこれまで自分がしていた解釈が
    如何に浅はかで陳腐なものだったかを痛感します。
    (今でさえおそらく0.1%ほどしか理解はできてません)

    この事は普段Basic trainingでShouさんがおっしゃっているように
    行動ベースで体に染みこませていく“あり方”であるので
    今後の生活や思考の中で何度の反復して言い聞かせ
    自分に染みこませていきます。

    本日は素晴らしい学びをありがとございました。

    Free Frontier 齋藤剛熙

  • mari2 says:

    Shouさん、素敵な気付きをありがとうございます。私は常々、母から「人のせいにしない」と言われ続けていました。この教えのおかげで、私の沸点は非常に高く寛容な考え方が出来るようになったと思っていました。しかしここ最近、自分の行動を見直した時に「何かのせい」にしていることに気づきました。自分自身が恐ろしく感じましたがその恐ろしさと向き合える自分になれたのはeBに参加して成長させて頂いたからこそだと感じています。Shouさんのように、人からのアドバイスをしっかりと受け止め、その学びを共有出来るような人材になれるよう、日々精進していきます。次回のお話も楽しみにしています。

  • miki123 says:

    Shouさん
    素敵な記事の投稿に感謝いたします。
    今まで「自由になりたい!自分になりたい!」と
    何に縛られているかも分からずに、ただ漠然とお金がないこと、物や地位、時間がないことが原因だと思っていました。
    だから、仕事でたくさんのお金を得ること、一生懸命働いて会社や誰もが認める地位を得ること、そして地位を得ることができたら、
    時間的な自由も得られると思っていました。

    それをまだ得られていない自分は、
    ずっと不幸でそれを得ることでしか幸せになれないと思っていました。

    ですが、私はここに参加させていただいてから3ヶ月ほどです。
    まだ爆発的な収入はありません。むしろ、出ていくお金自体は増えているかもしれません。
    しかし、心が安定していて特に何もしなくても、幸せ・豊かだと思えることが増えました。

    収入が増えたわけでもないのに
    なぜだろうとずっと疑問に思っていたことがこの記事を読んでまだ曖昧ではありますが、
    確信に近づけた気がします。

    以前に比べ、この環境にいることで
    自分のせいにすることが多くなりました。
    それまでは他人や生まれた家庭、育った環境のせいにばかりしていました。
    周りが誰もわかってくれないから、
    もともとお金もなく裕福な家庭環境でないから、と思っていました。
    ですが、「雨が降っても自分のせい」、全て自分のせいにすることこそが、全て自分で選択していける、本当に自由になれることだと気づかせていただきました。

    これからもどんな理不尽と思えること、これはさすがに私のせいじゃないと思えることが起こっても、
    この気づきを忘れずに挑戦していきます。
    本当にありがとうございます。

  • shingo says:

    あらゆる現象と自分との間に、繋がりを見出す在り方が、
    自由な生き方である。という言葉を聞いたとき。
    あっ!そういうことなのかと戸惑いました。

    なぜなら、自由というものには責任はあるのは、
    なんとなく分かっていましたが、基本的には
    何にもしばられずに、全てから解放されて
    好きなことができるという意味だと思って
    いたからです。

    今後は、インサイドアウトの考え方を改めて認識して、
    「事の発端は全て自分である」ということを強く意識して
    生活していきます。

  • 祐太 YuTa says:

    Shouさん楽しくも学びの多い素敵な記事のシェアありがとうございます!

    『自由とはあらゆる事象の由縁を自らに置く在り方』
    どんな事も自分に結びつける在り方こそが自由なライフスタイルに繋がる。
    このお話は目からウロコでした!

    僕自身、自分の好きな事をしていく事こそが真の自由だと思っていましたが、この話を聞いてまだまだ一流のマインドには程遠いなと実感しました。

    これはあくまで身体的な自由でしかなく、身体的だけじゃなく精神的にも自由になるためにもこのマインドを少しずつ同期していきたいと思います。

    そのためにインサイドアウトの考え方を改めて意識してみようと思います!
    「○○のせいじゃなく、どんな事も自分のせい」
    このインサイドアウトを本質的に理解し無意識のうちに行えるようになってこそ、本当の意味で大きな器、人間力を手にできるんだろうなと感じます。

    僕も改めて些細なことに感謝の念を忘れず、まずはインサイドアウトを徹底していきたいと思います!

    いつか『身体にトマトジュースが流れてるんじゃないか?』と疑われるぐらいに(笑)

    ありがとうございました!!

    • 祐太 YuTa says:

      前回のフィードバックから数日しか経っていませんが、初めて見た時から数日前まで上手く腑に落ち切れてなかった部分の気づきがあったので、改めてフィードバックさせていただきます。

      『自由とはあらゆる事象の由縁を自らに置くことだ』のお話で、感覚的にはわかるけど上手く説明できない状態でした。

      逆にここで言う不自由を考えて見たのですが、何でもかんでも相手のせいにする(アウトサイドイン)という事は相手に依存してるとも言えるのかなと思いました。

      相手の行動は変えることができないからこそ、そこにフォーカスがいってる間は自分の周りを好きなようにデザインできない。

      でも自由はあらゆる由縁を自らに繋げる(インサイドアウト)ことで、自分の自由にデザインできる。

      自分が変えられない物は気にならなくなるし、変えられるものにだけフォーカスがいく。

      『自由とはあらゆる由縁を自らに置くことだ』というのはそういう意味合いも込められてるのかなと感じました。

      感覚的なものを上手く具体化できたのは、フィードバックのためにアウトプット前提のインプットができたからだと思います!

      Shouさん、改めていつもありがとうございます❗

  • カナ says:

    Shouさん、「インサイド・アウト」なんとも艶のあるストーリーなのでしょう。
    Shouさんの色んな表情を想像しながら拝読していました、どこの国でもなく同じ地球上でこのような人と人との人間模様とストーリーがあるのですね、
    途中から夢の中にいるような気分になりました、とても信じがたく泡のような世界と空間を感じならが浸っていました。
    最後「自由なエマ・ワトソンとバーボンを飲みながらだ…」なぜか幸せを感じる私は、人よりお得でとても幸せな人間のようです…(笑)
    Shouさん微笑んでください^^素敵な世界へ誘ってくださり大人の空間の学びをありがとうございました。OGT/カナ

  • saki says:

    Shouさん、こんにちは。
    貴重な記事の共有をありがとうございました。
    人々は何か問題が起こったり、うまくいかないと
    「○○のせい」
    と自分ではなく、相手に押し付ける傾向があります。
    しかしそれは自由という言葉に表してくださったように
    「自らに由縁をおく」ことをせずに、外側ばかりに目を向けて自由からの逃避を図って
    いたのだなと感じました。
    私も何かあると、「○○が…」と主語を相手にしており、自身の行動については省みて
    いないときがあったことを思い出されました。
    自分の在り方について学習を続けマインドセットしていき、常に自らに由縁を置き内側
    に問い続けていきたいです。
    また1つ自分について考えられました。
    ありがとうございました。

  • ゆうせい says:

    Shouさん、素敵な記事をありがとうございます。
    「自由」とは、あらゆる現象の由縁を、自らに置く「在り方」のこと。
    この言葉を聞いた時、本当の「自由」とは何かについて考えました。
    あらゆる現象を自分に結びつける思考は習慣になっていないと難しいと感じてしまいますが、
    それができたときに大きく自分の「在り方」が変われそうな気がします。
    何事にも「インサイドアウト」の視点を持って、日々の活動を楽しんでいきます。
    素敵な気づきをありがとうございます。

  • Seiko Matsuzaki says:

    Shouさん、刺激的なお話ありがとうございます。

    私なりの考えがあります。
    自由とは、
    「自分の由とすることろ」
    人のせいではなく私中心に全てが動いている。

    私がココにいるから、雨が降っても由。
    腹が立つ事がない。全てヨシ。
    自分の存在を認める事なのかなぁ~

    「ココにいていいんだよ。」と誰かに言ってもらえると素直になれます。

    真の知性とは、
    まこと(誠・真・慎)の知。

    物ごとを腑に落として初めて知ることが出来る。
    アレですね(*^▽^*)
    実践して、「出来る自分」や「なれる自分」を認めることが出来たら
    知性として身につくのではないでしょうか。

    学びと行いは一生涯続けていく事だと改めて感じました。

    ありがとうございます。

  • こずえ says:

    内側に目を向け、自分にできる事がなかったかベストを尽くしたか反省する。
    他人のせいにせず、全て自分のせいにするという事ですね。
    他人のせいにはしなくなりましたが、ベストだったか常に反省していこうと思います♪
    そして、素敵な大人になり、お金持ちになろう♪

  • 山崎 孝輔 says:

    “インサイトアウト”

    この言葉を初めて知りました。

    考え方としては抽象的ではありますが”成功を収めた方”の発言を観察すると、ほぼ全員が普遍的に持ち合わせている考え方でしたので、Shouさんもやはり持ち合わせている考え方でしたかと納得です。

    インサイドアウトを本当の意味で語れる人はあまりいないのではと私は思います。インサイドアウトの考えを持つ生き方は相当な負荷がかかると現体験として感じています。正直、楽な生き方ではないと思います。一般大衆からすれば辛い生き方、避ける道にも思えます。

    けれどその負荷に耐えうるのであればとても充実した日々であり、精神的に最も自由な生き方だと思い、インサイドアウトの考え方をどれだけ100%に近づけられるそんな日々を送っています。

    もし仮にインサイドアウトな考え方が100%に到達ことがあるのなら「身体に流れるのは、血液でなくトマトジュースになるかもしれない」そうなようにも思えます。

  • cocori says:

    なぜ、こんなに心地良く文が読めて、妙に納得するんだろう?つい、15日前までは知る由もなかったShouさんという存在に人生最大の関心を抱いてる。なぜなのだろう?
    ふと、思い当たった。私の大好きな作家の読後感と似ているからだ。ミセス、シンガポールスリングでさらに確信を持った。しかも、もしかしたら本人に、もしかしたらだけど会えるかもしれないマレーシア行きの為のリムジンバスでこれを書いている。見当違いと笑われても、尋ねてみる価値はある。楽しみだ♪

  • Lei Aloha says:

    Shouさん、こんにちは。

    はじめてブログを読み、コメントします。
    楽しく読みました。

    アメリカ、わたしは小学6年生のときにLAでホームステイしました。
    5年生のときはじめてカナダでホームステイをして、外国文化が好きになりました。
    アメリカで最近行きたいのはアリゾナのセドナです。
    ネイティブアメリカンに興味があります。

    アメリカは広いから、地域ごとに全然違うんでしょうね。
    ちょっと、いろんなところに行ってみるのもおもしろいかも、と思いました。

    高級住宅街を見てみたいです。
    こんなところで暮らせるかもっていう夢が広がります。
    広大な土地をもつアメリカならではの文化ですね。

  • 87 says:

    とても刺激的でした。Shouさんの文章にうっとりしてしまいました。

    私も消費者マインドがあったからこそ、海外はサービスが行き届いていない、とかもっと金額に見合ったサービスを受けるべき、など思ったことがあります。
    けれど、この記事を読んで改めて考え直すことが出来ました。
    海外に来てみて学べたこともたくさんあったし、日本のようなサービスが当たり前と思うこともなくなりました。
    インサイドアウトを意識するようにしていこうと思いました。

    負荷をかけた旅には、それに見合った対価も得られる という言葉のように私も色んな経験をして様々な価値観や文化を吸収していけたらいいなと思いました。

  • chira says:

    はじめまして、ブログ楽しく拝見しています。

    先日iPhoneをapple storeで購入しました。分割手数料12回払いまで無料というサービスを利用して。
    1ヶ月経ち、クレジットカードの明細を見た私は一気に機嫌が悪くなりました。
    その時点で何をしてしまったのか気づきもせず…

    ローンを組むべきであったのに、勝手にクレジット分割払いの手数料が無料だと勘違いし、
    その詳細をわかりやすく書いていないアップルに対しガッカリすらしていました。

    その時もしも、エマが私の隣にいたらきっと、
    Shouさんに言った事と同じような事を言われるんだろうな。と思いました。

    確かに分かりにくいので、同じ経験をしている方も沢山いましたが、
    よく調べればわかることだし、勝手にクレジットカードだと思い込んでたのは私だと。

    99%は思い込みである。と言う内容の本を読んで「ちょっとまてよ?」と立ち止まり考える事が増えました。
    (私は短気なのでまだまだ数は少ないですが…)

    周りの環境や生まれ育った国の文化や習慣で、思い込みの常識や感覚を持っていても
    「それって思い込みじゃない?」と思う事で、主観的な意見だけでなく自分なりの新しい正解を探す事ができ
    思い込みだと認める苦しさを乗り越えた先に得られるものは大きいなと実感しています。
    (それが思い込みで無いことを願いつつ…)

    この記事を読んで改めて思い込みのアップデートができました。ありがとうございます!
    (エマの言葉を聞いていなかったら、きっと私はタクシーを待たせて熱々のコーヒーを買い直してからかけてしまうと思います)

  • SUZUKI says:

    “インサイド・アウト”。
    自分の場合は、
    「何かを変えたければ、まず自分が変わろう。」
    という言葉で折に触れて自分に言い聞かせてきたマインドです。不平不満をぶつくさとぼやいたりうちは、何も状況は変わらないし問題は解決しないですもんね。それでも、気がつくとつい上手くいかない現状を何かのせいにしている自分がいます…。

    さらなる現状打破のために次の一手、考えていきます。
    いつも大切な気づきを下さり、ありがとうございます。

  • さくら says:

    テキサスの旅はお疲れさまでした。
    そして貴重な体験と【インサイドアウト】の考え方について改めて実感させて頂いております。
    日本にいて当たり前に感じながら過ごしている昨今ではありますが、
    いかに狭い視野に囚われていたのか・・・・

    今回のご経験されたお話は、自分とはまるで別世界のようでありながら、
    身近な部分に置き換える事でとても共感させて頂きました。

    また、いつもながら、文章の流麗さに心が洗われます。

    この度はテキサスの旅、本当にお疲れさまでした。
    なかなかお時間が取れないかもしれませんが、
    休める時にはゆっくり羽根を休めてくださいませ。

  • Maki says:

    おしゃれでユーモアな文面に心が爽やかになりました。
    なんらかの奇跡が起きてダラス・カウボーイズのファンになったらハイライズやミリオン・ハウスに足を運びたいと思います。
    そしてタクシーを使う際には事前交渉をすること、万が一の展開を考慮してコーヒーを持ち込まないことを頭に入れておきます。。。

  • かり子 says:

    今回も楽しく読ませて頂きました。
    23回目のため息!!数えてたんですか???(笑)
    物事って多角的に見る視点が必要ですよね。
    当たり前が当たり前じゃないことって、沢山ありますね。
    何も変わらない普通の生活を送れる毎日に感謝です・・・。

  • 笠原誉之 says:

    日本の価値観は世界に出ると通用しないのだと改めて認識しました。ありがとうございます。

  • ジョー says:

    いつも拝見しております。
    問題の原因を外側ではなく、常に内側に求めること

    これは常に考えるべき思考ですね。
    勉強になります。

  • 久子 says:

    おかえりなさい。

    100ドルだなんて。。そんな事が未だにあるんですね。

    という私も、偏狭な日本人の1人です。

    なんか考えさせられますね。

    でも無事のおかえりで良かったです。Shouさんのジョーク聞いてみたいです。

  • 由美子 says:

    Shouさん、いろんな意味でテキサスを堪能されましたね。お楽しみさまでした。
    確かに日本とアメリカでは、サービスに対する考え方自体、根本から違いますよね。
    それはサービスを受ける側にも当てはまるのは言うまでもありませんが…。
    日本人には昔から「おもてなし」の文化がある為か、サービスするのが当たり前、されて当然と思っているところがあります。
    アメリカ人は自分主義が根本にある為か、待っているだけでは何も始まらない。強く自己主張しなければ生きていけない国ですよね。
    私は日本に居る感覚でアメリカの人に尋ねて、色んな所で「Not My Business!」と言われました。(笑)
    その国によって色んな文化や考え方があるという事は、外に出てみて体験しないと分からないし楽しめません。
    Shouさんが私の行けない場所で色々体験され、ブログを更新される事で、ブログの中の空間に入って現実逃避できるので、私にとってはとても貴重な時間です。
    これからも未体験の空間へ連れて行って下さい。
    ブログ楽しみにいています。

  • ゆうすけ says:

    小説を読んでいるような良い心地にさせてくれる素敵なブログですね^ ^
    映画のワンシーンのようなアメリカの情景が思い浮かびます(^ν^)
    読み物としても、学びとしても、とても興味深く読ませていただきました(o^^o)

  • ゆき says:

    初めてコメントいたします。

    とても興味深いお話ばかりでした。
    と同時に、「どこでも上質のサービスを受けられることが当たり前」と考えている自分と、「インサイド・アウト」の考え方が最近まったくできていないことに気付かされ、恥ずかしくなりました。

    気付きは本当に重要ですね。

    日本人らしい価値観をいい意味で壊してみたくなりました。

  • ともこ says:

    まるで小説を読んでいるかのように情景が浮かぶ記事でした。私もたびをしたくなりました。

  • Chika says:

    私も海外に出るたびに、日本の凝り固まった考え方を覆され、毎回のように私はまだまだ子供だった。と思うことがあります。でも日本に帰ってくるとまた、ついつい日本の流れに流されてしまっているようです。
    この記事を読んで改めて、そういったことを思い出しました。もっと柔軟な考えを持たないとですね。

    テキサス、いってみたいです。豪邸みてみたい!

  • 中田勇喜 says:

    貴重なお話をありがとうございます。
    Shouさんが語る言葉一言一言に毎回驚かされています。
    身体に流れる血液を「トマトジュース」と表現をされていた時には口を閉じていてはいられませんでした。
    最高のティータイムでした。
    また、インサイドアウトの考え方は真似しなければいけないなと感じました。どのようなことでも壁に当たった時には、矢印を内側に向けたいと思います。
    人々の争いが絶えない世の中において、大切な教えを学ぶことが出来ました。感謝しています。
    長旅ご苦労様でした!

  • miho says:

    私も人を責める気持ちになったときによく
    『インサイドアウト』考えます。

    兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。兄弟に向かって、『あなたの目からおが屑を取らせてください』と、どうして言えようか。

    と言う言葉を思い出しました。

    タクシーの運転手の内容。。心が戦いますね。
    コーヒーかけちゃうかも。

  • 杉山洋介 says:

    日本人は、良いところも悪いところも『奥ゆかしさ』で片付けてしまいます。

    閉鎖的で鎖国的な文化ですもんね。

    インサイド・アウトのお話は興味深いですね。わたしも今なら理解できますが、若いころは到底無理だったでしょうね。

    ということで、わたしもエマに一票入れておいてくださいmm

  • 中河聡美 says:

    世界に飛び立つといろいろな考え方や感じ方ができますね!この記事を読んで日本の中だけで留まってるのは勿体無いなと感じました!

  • 島本 says:

    充実した5日間だったのでしょうね。
    文章が物語っています。

    私もテキサスに行った際にはマティーニではなくバーボンウイスキーとハンバーガーを堪能したいと思います。

    PTを目指す身として、今後もShouさんの記事を参考にさせていただきます。

    長旅お疲れさまでした。