今回から、資本主義の構造を理解するためのお金の動画講義をお届けします。
まずは導入として、お金にまつわる世界の秘密をお話させていただきました。
動画講義
これからの動画で、お金とは何かをついて、丁寧に紐解いていきますが、下記の「お金の不思議」に対して、ご自身で考察をしていただけると、より理解が深まると思いますので、ぜひお試しください。
世界は借金まみれ
国際通貨基金(IMF)によると、世界の国は債務残高の合計は69.3兆ドル(約7620兆円:2019年末)に達しており、直近20年間で、4倍以上に膨れ上がっていることがわかります。
General government gross debt(IMF)
また、国際金融協会(IIF)によると、国家だけではなく、企業や個人まで含め世界全体の借金の総額は、2020年時点で2.7京円(億×億)にも及ぶと発表されています。
政府含めて、世界は借金だらけであるということですが、一体誰から借りているのでしょうか。あるいは逆に、どこにそんなお金があるのでしょうか。
お金は増え続けている
1900年頃(明治時代)、教師や警察官初任給は8円〜9円で、1円札というものが存在していました。
1950年(昭和初期)、大卒の初任給は約4200円で、かけそば15円、映画館80円でした。
1979年(昭和後期)、大卒の初任給は約9万7,500円、かけそば260円、映画館1300円でした。
世界のお金の量も、株式時価総額(たとえばダウ平均)も指数関数的に増え続けています。
お金は、時間と共になぜ増えるのでしょうか?
あるいは、一体どこまで増えるのでしょうか?

豊田一族は、トヨタ自動車の株を1%しか持っていない
日本最大の株式会社である「トヨタ自動車」の主要株主を見ると、そこに豊田一族の名前はありません。
※2番手の豊田自動織機は、主要株主がトヨタ自動車になっています
社長の豊田章男氏をはじめ、豊田一族で合わせても1%程度となっています。
トヨタは、一体誰のものなのでしょうか。






