脳を動かす唯一の動力源
私は兼ねてよりワイン好きを公言しているが、決してキャラ作りのために言っているわけではない。
事実、平均的な日本人の32倍は飲むし、必要な栄養素のほとんどを葡萄から摂取している。厳格なイスラム教徒が神への祈りを欠かさぬように、一日の終わりにワインを飲まないことはない。
私にワイン愛を語らせていただけるなら、丸3日あっても足りないが、今日は普段ワインを召し上がらない方を誘ってみようと思う。
私のことをワイン星人だと馬鹿にする君は知っているだろうか。我々の脳を動かす唯一の動力源はブドウ糖だということを。
なぜリンゴ糖でもバナナ糖でもなく、ブドウ糖なんだろうと疑問に感じるかもしれないが、イエス・キリストが「私の血は葡萄酒である」といった発言を鑑みれば、納得していただけるだろう。要するに特別なのだ。
賢者アダム・スミスも「国富論」の中で「葡萄樹はどんな果樹よりもその土地の個性を反映しやすい。」と述べているように、テロワール(地勢の条件)次第でブドウは何万種類にも変化するようだ。
この神秘の果実が生命(酵母)に触れることで生まれるのがワインであり、地球上で唯一、加水をしなくても(人の手を介さなくても)生まれる天の恵みなのだ。
資本主義を創設したロスチャイルド家は、常に代理人を立て公に出ることはないが、彼らの所有するワイナリーには堂々と「Rothschild」と名付けられている。目立ちたくない彼らでも、ワインへの愛情だけは隠し切れなかったのだろう。
彼らの所有するシャトーのひとつ「ムートン」は、ミロ、シャガール、ピカソ、ダリなどの美術の巨匠たちがラベルを飾り、葡萄酒がいかに高貴で美しいものかを感じさせてくれる。
私が初めてムートンを飲んだ時、あまりの奥行きの深さに腰を抜かし、感激と腰痛で涙を流したくらいだ。
人生に「映え」を求める貴方にもワインをお勧めしたい。なぜなら適当に並べておくだけで気品溢れるインテリアになるからだ。
これから色々とご紹介しようと思うのでまた、教養としてのワインを一緒にいかがだろうか。
おたより
ご存じの通り、館主は偏屈で気難しい人物である。
おそらく友達が少ないため申請してあげると喜ぶに違いない。
館主が集めた「叡智の結晶」は、Youtubeでも公開している。
ぜひ一度覗いてみてはいかがだろうか。
コメント15件
Kさん、こんばんは!
今回はKさんのワイン愛がヒシヒシと伝わってくる熱いブログでしたね。
栄養学、宗教、歴史、芸術などさまざまな観点からワインを分析し尽くし、その凄みや価値を建設的に述べていく、最高のプレゼンテーション。商談だとしたら間違いなく大口契約成立でしょう!
私も下戸でさえなければ、平均的な日本人の32倍とまではいかないものの、10倍くらいはワインを飲むようになったと思いますし、ワイン星の住民になっても良いとさえ思える、説得力のある素晴らしい内容でした。
今回も素敵な記事をありがとうございます。
ワインのことを語らせたら3日はかかってしまうKさんのCodawari、今回の記事でその片鱗を感じることが出来ました。
作物は全て土壌の恵みの賜物ですよね。
葡萄はその最たるものだと感じました。
野菜作りにおいても、科学肥料で無理矢理に大きく育てられた野菜は、地産地消を考える時にいかにも不自然な存在で、土作りをすると農業の奥深さ、楽しさを感じさせてくれます。
私の口から、キリストやアダム・スミスの名前は出てきませんが、いつかCodawariについて語り合ってみたいものです。
知識がないと、その奥深さや魅力を理解できないと思いますので、Kさんの葡萄酒へのCodawariを濃縮還元したお話を、是非、いつかお伝えください。
Kさん、今回も素敵な記事をシェアして頂きありがとうございます!
Kさんはワインがとてもお好きなんですね!
文中の「地勢の条件次第でブドウは何万種類にも変化する」ということに驚きでした!
私はワインは葡萄から作られていたことは
知っていましたが、
このKさんの記事を拝読させて頂き、
葡萄が特別な理由を知ることができました!
今回もありがとうございました!
Hello Mr.K!
ワイン ワイン ワイン
と、唱えるとワイン畑が見えてくるようです。
ムートン ムートン ムートン
と、唱えても頭の中のブドウ糖を最大限に使って考えても何もイメージされないのは、私の記憶の棚になにもない証拠でしょう。
Kさんの大ファンとして、悲しくもありますが、また一つ知りたいということができました。
ありがとうございます。
率直な感想として、出来ることなら、
一日の終わりに、優雅にワインを嗜む生活を送りたい。
そして更に、出来ることなら、
ワインのあまりの美味しさに腰を抜かして泣いてみたい。
と、K氏のお酒の記事を拝見するたびに
新たにワインへの憧れを募らせています。
きっと馬の汗を嗅ぎ分けられるセンスと嗅覚も
学んでいく必要があろうかと思いますが、
ひとまずワインに軀を慣らして生きたいと思います。
(ほんの30ccで既に顔が真っ赤になるのは、一体どうしたものでしょう)
Kさん、いつも素敵なアイテムをシェア頂きありがとうございます。
いよいよワインでしたね!Kさんと言えばワインは切っては切り離せない人生に無くてはならない存在ですね。
ブドウ糖のお話は納得でした!いつも、全ての事には意味があり繋がっているのだと、Kさんのブログは教えて下さいます。
ワインの味は”飲み手の感性”で変化するというお話を伺って以来、ワインに興味がありつつもなかなか踏み切る事が出来ませんでしたが、これを機に自分が取り組める所からチャレンジしていきます!
たしかにワインボトルを並べておくだけでもその空間が上品に見えてきますね。
という自分はワインは飲まないです。
偉人達の言葉を添えるとワインもまた違うものに見えてきますね。
Kさんの血はもう葡萄酒になっているんでしょうね(笑)
本日も自分にとっての非日常をありがとうございます。
Kさん
この記事を読み、先ほど調べましたが、
ワインにはブドウ糖(スクロース、フルクトース)
が豊富に含まれていると知り驚きました。
葡萄(ぶどう)酒だから、ブドウ糖?なんて考えましたけど、ブドウ糖とつけられた名前の由来も気になるところです。
たしかにブドウ糖は意志力を回復させる効果があると聞くので、脳を動かす動力源になっているのも納得です。
私も飲酒はワインと決めて、飲んでみたくなりました。
本日も素敵な記事をありがとうございます。
Kさん、こんにちは(^^♪
「平均的な日本人の32倍」細かい数値にクスっとなりました( *´艸`)
そこで既に心を掴まれてしまいました(笑)
以前はワインが好きでしたが今はお酒を控えています。
でも、この記事を読んでワインならば大丈夫なのでは?と思いました(#^^#)
ワインを1日の終わりにグラスに控えめに入れて毎日飲む~素敵☆彡
ワインを並べるだけでインテリアになっていますね(^^♪
大人の「映え」です♥
本日も素敵な記事をありがとうございました。
Kさん、拝読しました。
「ワインはお金がないと飲めるもんではない・・」
多くの人がそういう価値観でいるのも、神がかった神聖なワインへの付加価値のようにも感じます。
とにかく、まずは上等な葡萄酒に触れることからはじめない限りはワインの魅力など納得できないでしょうし、”映え”の目的に一本だけでも買うところから始めると良さそうですね。
”映え”はきっとその人の教養を表していくことだと感じずにはいられません。
Kさん、おはようございます。
人体についてのタイトルでとても興味深かったので拝見させていただきました。
言われてみればブドウ糖の名前にはなぜ葡萄が使われているのか疑問にも思わなかったのですが、宗教的にも賢者からの知見からも製法から特別なモノだと説明されると納得できました。
ムートンは数多くのワインを嗜んだKさんが感動するほど他のワインとは一線を画す素晴らしいワインなのですね。人生で大きな決断をする時や大切な人との時間を過ごす時に用意したい逸品です。
ここ最近Kさんがワインを紹介していただいているおかげで、少なくともこれまで好んで飲んでいたワインに対して疑問を持つようになりました。考えるきっかけを作ってくれてありがとうございます。
今回もありがとうございました。
これからも楽しみにしています。
ワインへの惜しみない愛が物凄く伝わりました。
葡萄が他の果実とは違って特別な神様からの贈り物であり、
その恩恵をぜひ私も体感してみたいと思いました。
ただお酒はほとんど飲まないので怒られそうですが、
私は葡萄ジュースが飲みたいです(笑)
おはようございます。
ワインの事を語らせたら3日はかかるkさんが、「ムートン」をこ世なく愛する
奥深く腰を抜かす腰痛、で涙を流す感激をしてる❣️
私も一度「ムートン」を味わってkさんと同様の涙を流しl腰を抜かす感動を
味わって見たいです。
前から思っていたの、ワインボトルの芸術ラベルはやはり
芸術の巨匠達がラベルを飾っていたことから来ていた感動しました。
今回のワインのお話大変面白かった。
次回も楽しみです。
72歳きぬえです
Kさん、おはようございます!
本日も素敵な記事を有難うございます。
ワイン星人のKさんから、ワインのお話を聴くのが一番好きです。
今回もワインが誕生するにあたり、そんな背景があったのかと、さらにワインの世界に入り込んでみたくなりました。
人生に「映え」を求め続けている私にとっても、ワインを知る事は必要不可欠な要素だと思うので、
ぜひ、またワインを飲み交わしながら、お話を聴ける日を楽しみにしています。
次回の記事も楽しみです。
Kさん、本日も素敵な記事をありがとうございます!
ただワインを飲むだけでなく、ワインを飲む理由、葡萄が特別なものというwhyの部分まで教えてくださりありがとうございます。
実は結構前にKさんに憧れて、ワインを飲んでみたことがあります。
ただ、安いものでしたのできっとKさんが普段飲んでいるものとは違うと思いますが、一歩目は踏み出せたと思います。
ぜひこれからもワインのことたくさん教えてください。
次も楽しみにしています。
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