80分の小旅行
魔術師から「たまには瞑想でもしないか?」と誘われ、私は朝8時に彼の邸宅へ向かったが、実のところいささかの不安を抱えていた。
なぜなら以前、同様の誘いを受けたときに、電波の届かない森に連れていかれ、質素な小屋の中で日が暮れるまで瞑想をしたため、今回も森、または山へ向かうものかと身構えていたのだ。
しかし、私のそのような心配をよそに、運転手に運ばれた場所は、高級住宅街の一角であった。
本日は、都内で味わった不思議な瞑想体験をご紹介しよう。
到着した場所は個人のアトリエのようであり、明らかに一見客を対象としていなかった。
看板もなければ、店員もおらず、何を目的にした空間なのか、外からは手がかりさえ掴めなかった。
しかしこの扉の先には、某財閥企業が資本を投下した空間があり、世界の名だたるアーティストが設計した音楽や香り、光とアートで、客人はおもてなしを受けるのだ。
それはまるで、アミューズとシャンパンから始まり、アフター・ディナー・ドリンクで終わるフランス料理のようであった。
通常、一定の忍耐が求められる「瞑想」という行為に、アートや煎茶文化を取り入れることで、ひとつの「物語」として愉しむことができ、その斬新なアプローチに私は心から感銘を受けた。
この場所は完全予約制であるため、ひとりの案内人を除けば、あなた以外には誰一人いない。
階段を下りた先に広がる地下空間では、光と闇のサウナから、竹林での瞑想、茶室での執筆と、80分の小旅行が始まるのだ。
穴に落ちたアリスに、不思議な国が待ち受けていたように、この先の物語はあなた自身の目で確かめなければならない。
魔術師が私にそうしてくれたように、この冒険だけは出来る限り情報を調べずに、まっさらな気持ちで訪れて欲しい。
興味があれば場所をご案内するので、「瞑想空間をおしえたまえ」と私にLINEをしてくれたまえ。
館主が集めた「叡智の結晶」は、Youtubeでも公開している。
ぜひ一度覗いてみてはいかがだろうか。
コメント14件
Shouさん、こんにちは。
今回は新しい瞑想のスタイルについて教えていただき、ありがとうございます。
「瞑想」というと、何もせず目を閉じてただひたすら心を無にするイメージであり、相当忍耐力を要するという先入観があり、今まで避けてきました。
私は書道が趣味で、自ら「書く瞑想」と称し、無心の状態でただひたすら同じ文字を書き続ける行為を時々行っています。ジャーナリングもそうですが、文字を書く作業に没頭することで、脳がリラックスし、心が整います。
都内某所で秘密裏に行われているというスペシャル瞑想は、アート空間において、光と闇のサウナに竹林での瞑想、茶室での執筆など、まさに修行というよりも行楽に行くような夢のような瞑想ですね。
是非とも体験し、ワクワク感や新しい気づきを大いに得たいと思います。
「光と闇のサウナ」
もはや、サウナ好きには
この言葉を黙って見過ごす
ことができませんでした。。。
例えサウナが無かったとしても
とても気分が上がります。
80分の小旅行、瞑想の非日常体験が
こんなところでできてしまうのですね。
選ばれし人が訪れることができる場所。
そんなふうに感じました。
そしてこんな場所を案内している魔術師さんは
どんな方に案内されたのでしょうか。
とにかく、一度足を運んでみたいですね。
Shouさん、本日も素敵な記事をありがとうございます。
以前、瞑想の修行に行ったという友人から「外部との接触を一切断たれ、朝から晩までひたすら瞑想をして辛かった」と言っており、それ以来瞑想には興味関心があるものの、なかなか行動出来ないでいました。
しかし都内に“瞑想”の概念を覆す、新しい形の瞑想が存在するんですね!
あの階段を下りた先に広がる地下空間での光と闇のサウナ、竹林での瞑想、茶室での執筆…
そんな80分であれば、是非一度は体験してみたいです。
Shouさん、今回も素敵な記事をシェアして頂きありがとうございます!
瞑想と聞くと私は正座して目を閉じることを
想像します。ですが、瞑想とアートが一緒に
なったらどうなるのだろうと考えたらとてもワクワクしました!
サウナ、瞑想、執筆と休日の自分磨きに
最適ですね!
80分の小旅行。自分だけの時間を過ごすためにこの空間をいつか体験したいです!
今回もありがとうございました!
Shouさん
素敵な投稿ありがとうございます!
すごく興味深い場所ですね
喧騒から離れ、
全てを遮断しての小旅行は非日常であり、
このような体験をすると次元が一段高くなると感じました。
私もすぐにでも行きたいですが、
まずは鳥の囀りを聞きながら瞑想を続けます!
次回の投稿も楽しみにお待ちしています。
Shouさん、おはようございます。
記事を拝見させていただきました。
神秘的な空間での瞑想はより没頭することができそうですね。誰にも干渉されず、五感でおもてなしを受けることで自宅でするよりもより深く瞑想ができそうです。
茶室での執筆は何を書いたのか気になりますね。ブログの記事か瞑想で思ったことなのか、いずれにせよ普段できない体験をした後の言葉には他の人には書けないものでしょうね。
今回もありがとうございました。
これからも楽しみにしています。
Shouさん、おはようございます☁
都内のこのアトリエのような建物で瞑想???
さらに読み進めていく…「世界の名だたるアーティストが設計した音楽や香り、光とアートでおもてなし」あれ?瞑想はどこへ…
斬新過ぎて、妄想がついていけません
穴から落ちたアリスは自分の目でその世界を体験するしかないようです(^^♪
楽しみがまたひとつ増えました。
心が瞑想を望んだ時に「瞑想空間をおしえたまえ」と唱えます。
その時はよろしくお願い致しますm(__)m
今回も素敵な記事をありがとうございました。
80分の小旅行は自分次第でどこにでも何にでもなれる希少な小旅行だったのですね。山や森の自然に返されなくて何よりでした笑
瞑想って聞くと静かな空間で何もないのがイメージとしてあるのですが、そうゆうのとは違った感じなのですね。
呪文は忘れずに保管したので時が来たら必ず唱えます。
Shouさん、こんにちは。
今回も興味深い記事を有難うございます!
本格的な瞑想を体験してみたいと思っていて、場所も都内だったのでもの凄く興味が湧きました。
しかもただの瞑想ではなさそうなので、自分の目で見て確かめてみたいと思います!
ついつい「瞑想空間をおしえたまえ」とLINEもしてみました!
次回も楽しみにしています。
まさに異空間ですね!
新しい体験が出来そうで、とてもワクワクします。
今回も素敵な記事をありがとうございます。
Shouさんの表現力が素敵過ぎて、この先の物語が気になって仕方がありません。是非、自分の目と身体と心で体験してみたいと思います。
以前にお寺で座禅体験をした時も、貴重な体験で新たな気付きを得ることが出来ました。
80分の小旅行、そこではどんな特別な体験が待っているかと思うと、今からワクワクが止まりません。
新しい提案をありがとうございます。
Shouさん、素敵なお話をありがとうございます!
瞑想と言えば魔術師がはじめに案内された山奥の瞑想小屋をイメージしますが、都内に瞑想ルームがあるとは驚きです。
しかも一般的な瞑想ではなく、その空間を五感、六感で体感するだけで体験する前と後では別人になってしまいそうです。
知る人ぞ知る場所を知る魔術師も然ることながら、空間をフランス料理に例えてしまうShouさんの表現力にも圧倒されてしまいます。
身体のメンテナンスが終わり次第、ご連絡させてください!
まさかの!
写真は伏せて、本編は自分の目で確かめよう!という新たで粋な試みに胸が高鳴っています!
地下室っていう素敵ワードが出てきて想像するだけで夢が膨らみますね!
部屋の中で小旅行ができる空間はどんなものなんだろう?と気になりすぎて好奇心が抑えられません!
さっそくLINEに打たせていただきます!
今回も貴重な記事をありがとうございました!
Shouさん、今日は2記事も素敵な記事を見れて嬉しいです✨
瞑想をしたことがないので、どのくらいの間隔なのかわからないのですが、80分もしたんですね。
前回は、森につれて行かれたという話を聞いて、誰でも不安になるだろうなと突っ込んでしまいました笑
瞑想にアートなどの違う文化を取り入れるとストーリーになるということでその経験もしてみたいと思いました。
いつも素敵な記事をありがとうございます!
次の記事も楽しみにしています✨
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