息(いき)をするとは生きること(#呼吸 #息)
「息(いき)をする」ことは「生きる」こと。
人間は、食べなくても、寝なくても、すぐに死ぬことはありませんが、息を止めればものの数分で絶命してしまいます。
呼吸は無意識に行われる生理現象だと思われがちですが、実際は筋肉を使った運動であり、人によって上手い下手があります。
今回は、全ての運動の基礎を作る「呼吸」について紐解いていきたいと思います。
呼吸が浅い現代人
現代人の多くは、息を吐き切れていないため、呼吸が浅い傾向があります。
エネルギーを生む主要な回路であるミトコンドリア回路を使うためには、酸素供給が必要なので、呼吸が浅いと身体と脳を動かす資源が枯渇します。
副呼吸筋の胸を使って、呼吸をする方が多いですが、胸式呼吸に依存すると、肩や首が緊張するため凝りやすくなり、十分量の酸素も供給できず、さらには使わなくなった腹式呼吸の筋肉が弱まっていきます。
骨格の歪みから、気管が圧迫されているケースも多い症状なので、併せて骨格も見直すと良いかもしれません。
有酸素運動
ジョギングや跳躍運動など、息が上がる有酸素運動を日常的に行うと、呼吸器官が活性化するため、呼吸筋が強化されます。
普段、副呼吸筋にあたる胸式呼吸の割合が多い方でも、有酸素運動で酸欠状態になると、呼吸筋の腹部が自然と働くようになるため、簡単に動かすことができます。
理想的なのは、自然の大気やゆらぎに触れられる「山道や海辺でのジョギング」ですが、習慣化が難しい方であれば、室内でできるトランポリンが良いかと思います。
トランポリンは、有酸素運動の中で最も運動効率が高く、全身に等しく最大3.5Gの重力がかかるため、表面の筋力だけでなく、インナーマッスルまで鍛えることができます。
鼻のメンテナンス
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コメント4件
呼吸について、漠然と口呼吸よりも鼻呼吸、胸式呼吸よりも腹式呼吸が良いと、知ってはいたものの、理由まで調べたことがありませんでした。漢字から読み解く事が出来るのは本当に興味深いですね。
トランポリン。少し前は飛んでいましたが最近は別の用途で活躍しておりました。
トランポリン本来の機能を活用して、本来の呼吸機能を取り戻します!
鼻を使って「はく」ことに意識を向ける。
日常から取り入れていきたいと思います。
無意識のうちに呼吸が浅くなっているような気がするので、山道や海辺でのジョギング及びトランポリンを積極的にやっていきたいです。
いつも有益な情報をありがとうございます。
しょうさん
今回は、”呼吸”への学びが深まる動画の共有をありがとうございます。
漢字から読み解くことで、本来の意味や役割を理解することができ言葉とは、つくづく「面白いものだな。」と感じております。
私もヨガや吹奏楽を通して、鼻で吸うこと、腹式呼吸は身につけていましたが、「なぜその方が良いのか?」という点を考えたことがありませんでした。
この動画を通して根拠を理解するとともに、
ヨガをする際、呼吸を意識するのはそもそも動作が、呼吸(主に呼気)を基点にしていることを知り、すごく合点がいきました。
無意識レベルで行っていることだからこそ質をあげ、より身体が整う方法を身につけていけたらと思います。
口ではなく、鼻を使うこと。吸うよりも吐くことに意識を向けること。実際にやってみると、普段より驚くほど呼吸しやすく、呼吸をしていることを何倍も体感しやすくなりました。
言語や漢字から読み解くことで、より深くその真意を理解でき、普段使っている自分の体なのに、パフォーマンスを全然発揮できていなかったことに気づけたのも、とても大きな発見で、おもしろさを感じます。
次回も楽しみにしています。ありがとうございました。
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